もちろん賛辞を込めてのタイトルですよ。
先日記事「エンジンチェックランプ。(2)」にてスズキの販売店の帰り、なんとなく牛肉が食べれるお店を探していたところ、こんなところが見つかりました。
夕方。
グーグルマップ検索にての訪問です。
これはもしかしたらなかなかの穴場を見つけてしまったのかもしれませんよ!なんと言ってもうまい店として有名というわけでもなく、汚い店として有名というわけでもなく、まずい店として知られているわけでもなさそうで。
外観とは似つかわしくもなく「和牛A5ランク、和牛焼肉丼の店」と書かれており、
「巧みの一杯」と真面目なのか狙っているのかわからない立て札がかけられています。「一杯」と丼ものを表現するのは間違いではないのだろうけれど、どうしても汁ものを連想してしまいますが…。
私は正直この外観を見て一瞬怯んでしまいました。ただでは済まない、いや、おもしろい店であろうことは大方予想できるが、しかしこれは入ってもいいものなのだろうかと。
席に着くと、店員さんに靴をお脱ぎいただけますか?と。まさかの土足禁止。「あ、すいません」と玄関に戻り脱いで上がります。
開店直後で他にお客もおらず、ちょうど高校野球がいいところだったのでチャンネルを合わせてもらおうとお願いしたところ、何チャンネルでしょうか?と。いや〜、なんとなく分かりそうなものではないのかと思いつつNHKであると。
すると映らず。で、店員さん慌てて付近にあった据え置き型のアンテナをガチャガチャし始めるではありませんか。「あ、いやいや結構です」と私。
古い建物の湿気と年季の入った生活臭が混ざったような匂いのする店内で、一生懸命丁寧に振る舞ってくれている店員さんが最初に出してくれた紙おしぼりとお茶。紙おしぼりはよく見るものであったが今後同じものを見るとおそらくこのお店を思い出すことであろうと想像します。そしてお茶、
常温です。いやいやほんと初体験です。例えばどんなぶっきらぼうな二郎系ラーメンの店に行ってもこれが用意されているところは今まで見たことがありません。
肉を焼く音がするまで10〜15分?いや5〜10分か。結構な時間が過ぎたと感じ、注文してからこの時間、静かだが一体何をやっているのだろう?と思わせてくれる雰囲気。やがて焼き音が。
で、
すいませんだいぶ食べ進んでいる写真で。
これで1100円だか1200円辺りの値段です。お腹いっぱいの盛り付けではありませんが、お店の印象とは似つかわしくない牛肉感で、コスパ良し感あり。
和牛ステーキ丼。ごはんに乗っている肉はこんな感じです。
また、
これはなんだ!?あまり見たことがない!
…昆布とかつおだしのつけダレだそうで、これがまた主張しすぎずさわやかに肉の味を豊かにしてくれるのです。これはちょっとすごいぞ!?
一体なんだこのお店は!?
良いのか悪いのか分からない!
出てきた丼は素晴らしいものなのだろうと思うのだがそれを感じさせないというお店の外観店内の状態。
一体どう評価したら良いのだ!?
で、ネットの口コミは決して数は多くないし、手放しの評価ではないのだがおおむね絶賛されて締めくくられている!
結局のところ、スペシャルな時間を過ごすことができたと感じています京都は城陽の「江渡蘭世(エトランゼ)」!
いや〜、アルトのエンジンチェックランプのおかげでこんな体験をすることができましたと今回お伝えしておきます。
きたなシュランはおそらく、比較的ニッチな市場だと思うのですが今回の江渡蘭世、その中でもニッチなきたなシュランという位置付けではないでしょうか!
いかがです?