くまごろうみたいなおっさんののりもの日誌

ハーレースポーツスターのぐうたら維持。

生駒トレイルラン2022夏山。(2)

さてさてせっかくなので、どのようなものであったかを書かせていただきますよ。

 

正直ですね、前日までは屈託なくワクワクドキドキな感じでしたが当日、結構緊張感があって妻にほしだ園地まで送ってもらったものの、普段ならない車酔い気味であったり、下痢気味でスタート地点でトイレにこもったりと、メンタルのヘタレからくる体調のちょっとした変化がありました。

また直前練習で靴を間違えたこと(前回記事にて)での今年頭にあったくるぶし痛(過去記事「ベコジトレイル」にて)を再び少し感じていました。

当日スタート前はけっこう億劫でしたね。

 

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コースは9割がた未舗装路です。トレイルとはこういうものかということを思い知りました。容赦ない登りと容赦ない下り。決して走るためのルートではないということが分かりました。

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獲得標高1180メートルに870メートルの下りで、この点は舗装路で同じ数字であったとしても全く別物だということです。斜度が全然違うので極端な話、50メートルの高さを1キロかけて走るのと、50メートルの高さの垂直の崖をよじ登るのを比較するようなものです。

実測26.4キロメートル。公式には28キロとされていたので、この辺は少し多めに謳われるものなのかもしれませんね。

 

事前にイメージした戦略としては、登りは走らずになるべく速く歩くというものです。これは実践できたのですが地図上のルート履歴を改めて見返すと、かなりの緑色!歩いてばっかりかのように見えます。いや実際そうだったと言わざるを得ません!

 

普段の走れるところまで走るというような気ままなランとは違い、明確に到達しなければならないゴールがあると、無理できませんでした。それがキロ9分台という平均ペースに表れているような気はします。何しろ着替え等の荷物を先にゴール地点の高安山に運んでもらっているので、リタイヤなどしてもその場で帰路につけるわけではなく、ゴール地点まで公共交通機関等なんらかの手段で向かい、荷物を受け取らなければならなず、これはまた大変ですよ。何しろコースに沿って電車バスが走っているわけではないので、へたしたら京橋やら鶴橋など大阪市内を経由しなければならないかもしれないと考えるとゾッとします。

で、よく聞くあるあるで、自分のペースが保てないというものがあります。これは確かにそうでした。まわりのペースにつられてしまいます、実際に結構「あれー?自分のスピードってどんなんだったっけ?」と困惑してましたね。しかしだんだんと、疲労と共に困惑する余裕もなくなってきましたけれど。

また、エイドと呼ばれる休憩場所が4箇所あり、これがまたオアシスなんです。捕まったら抜けれないワナなんですよ、ずっとその場にいたくなるという!強い意志を持って羊羹一個と水分補給だけをしてすぐに去るというのもあらかじめ考えていた戦略でした。いやー、これもうまくできたと思います。私のペース辺りのランナーさんたちは結構、これに捕まって(嫌な言い方)いるようでした。いやいや、エイドでの休憩もトレイルランの楽しみ方の一つですね。

計画外だったのは、水分の誘惑には勝てませんでした。私は普段のランでは無給水〜せいぜいペットボトル500ミリ一本程度で済ますことができるのですが、何しろエイドでは大きなウォーターサーバーが!あらかじめ用意した一本と、その空きペットに各エイドで一度ずつ補給し、途中の自販機でも一本と、合計3000ミリ程の水分を道中摂ってしまいました。一度摂ると癖がつく上に、摂りすぎ気味で少々の腹痛が出たり引っ込んだりしてました。

固形物にはあまり誘われないのですが水分には勝てませんね、これはどうにもなりません!

 

毎度のことですが長くなってきたので続きます。