いやホント、信っっっっっじられない(中野信治ふうに)。
最終戦アブダビGP、きらびやかな夜景に包まれた華やかなお祭りです。
もう書き出したらきりがないくらい今年一年のF1サーカス、見事な筋書き無きドラマでした…いや、このスポーツがヨーロッパからアメリカ資本に移り、演出手法から何から見事に劇的な現代的にショーアップされ、まさにアメリカンスポーツ的なエンターテイメントにチーム、ドライバー、ビジネス、それらを取り巻く人々をドラマチックにカメラが追いかけ、いや待てよ?これは何かしら筋書きが作られているのではないかとすら疑わせる展開となりました。
何はともあれ今年一年、いや今まで長年にわたりですが楽しませていただいて本当にありがとうございましたとF1には感謝ですね。
それとダゾーン、前回記事のように私にとってはダゾーンサムネイルネタばれ落胆はありましたがそれでも実況解説陣の皆様、田中さん小倉さんサッシャさん中野さん中島さん笹川さん柴田さん厚田さん本当にありがとうございましたという思いです。それくらい今年のF1は素晴らしく、このそれぞれ個性的な方々のコメンタリーの力もあり、多くの感動を得ることができました。
まさに最終戦にそれらすべてが凝縮されていましたね。
サーキット内外で流血寸前の戦いの果てに今回同ポイントで迎えたハミルトンとフェルスタッペン。前戦サウジアラビアあたりから最高潮に達したメルセデスとレッドブルと、統括であるFIAを巻き込んだ政治的な無線での舌戦。
フェルスタッペンのスタートミスからのハミルトンの独走、オランダ国旗が掲げられたエンディング動画サムネイルを見たにもかかわらず、いやどうなるの?と思わせるほどの独走に伴うレッドブルの手詰まりの展開。そこからのランドノリスのパンクによる、同様のタイヤコンディションであったハミルトンのリスク。からの残り数週での他車クラッシュによるセーフティカー出動、からのレース再開までに関するFIA競技進行係の戸惑い。そしてファイナルラップでのフェルスタッペンの逆転です。
この展開はいささかアメリカンスポーツ的な。
果てにメルセデス代表トトヴォルフがFIA競技進行長マイケルマシに「あり得ない!」と一聞真っ当な抗議をするが「これがモーターレースなんだよトト!」と一蹴するマシ。超ハイテクスポーツの締めくくりがこれほどまでに人間臭いものに左右されるとは、まさにプロレスのWWEやWWFのように見えなくもない!?
又、トトヴォルフって、リアクションがいちいちオネエっぽくないですか?そう見えるのは私だけ?
天晴です。
いやしかしもともとモータースポーツなんてこんなもので、今回アメリカ資本であるリバティメディアがそこらへんを見事に映像化した巧みさを賞賛したいですね。エクレストン時代は映像上は表面的なレース展開のみでしたからね。
ここら辺は凄まじい進化で、ものすごく面白くなっています。
冷静に見たらハミルトンの勝ち試合です。正直ハミルトンは可哀想すぎます、この展開は冷静に振り返ると見たくなかったですね。
しかしもう来年とその先です。ハミルトンには必ず8度のワールドチャンピオンを取り、シューマッハ越えをして欲しいですし、ドライバータイトルは獲ったが見事に製造者部門タイトルは取らせてもらえなかったという今年でF1終了のホンダ、これも演出か?長期的に見てのホンダF1再挑戦の伏線とも言える結果。
う〜むすべてが作為的と見えなくもない!
元々高貴なスポーツであったF1、けなげなまでに只今、一生懸命モータースポーツを盛り上げようとしてくれていますよ。
私もモータースポーツファンが増えて、毎年恒例のF1鈴鹿が末永く続くことを願っております。
ダゾーンには、今年のF1は最高でしたがやはり、ライブでスポーツを見れない者への配慮だけは、何卒よろしくお願いしたいところです。