くまごろうみたいなおっさんののりもの日誌

ハーレースポーツスターのぐうたら維持。

5MTアルトF。(3)

車に乗っていてイライラすることってありますよね?いや、ないかな?

よく運転すると人が変わるとか言いません?

モータースポーツなんか見ているとたいてい皆暴言吐きまくりながら運転しているようですし。

 

私も正直ちょっと運転すると口悪くなるタイプでした。

これを解消する一つの方法をお伝えします、それは遅い車に乗ることですね。そう、アルトなんです。私は全くイライラしなくなり、譲る事をストレスなく行うことができるようになりました。

これけっこう盲点なんじゃないのかな?と思うのですがいかがでしょう。

 

さて今回はアルトのレビューを少々。

 

やっぱり好きな車を探すとき、多少なりともよりトルクや馬力の多いものを見てしまうことでしょう。実際私もアバルトからアルトワークス、アルトFまで地に足つけてみて、この辺りの数字の差は気になっていました。相当劣るなと。

パワーウェイトレシオ、トルクウェイトレシオを見てみましょう。そうすると多少はその差も埋まってきますね。とは言え差はあります、あくまで数字上で。

 

しかし、実際乗ってしまえばそんなことは気にならなくなります。また、燃費はしっかり反比例するのです。アバルトアルトワークスでは逆立ちしてもアルトFの燃費は出せません。ここはとても素晴らしいメリットで、とても重要です。

結局、何が楽しいのか?速いからなのか?違うんです、マニュアル操作が本当に楽しいのです。速くなくていいんですよ。

アルトF、遅いですよー。しかし手の中に収まるポケットサイズのパワー、これもまた楽しいのです。本当にこれ、見逃すにはもったい無すぎるニッチな価値を持つ車ではないでしょうか。

 

断言します、アルトはワークスよりFのマニュアル車です。アバルトよりもアルトです。

 

国内最軽量の車体、実感できますよー。ブレーキの効き、あくまでトルクバンド上でのですが車体の加速、ついでに悪い面では路面に対する接地感のなさまで。軽さを感じます。

接地感のなさはコーナーでの不安感に直結です。私の車体はワークスと同じ165の15インチタイヤを履いており、またサスペンションは、車高を下げているのでストロークが短い分硬いです。タワーバーも前後に入ってます。この辺はアバルトに乗った時の感覚に近いです。バンピーな路面ではバンプを避けます。不安感は拭えていません。ただ、よく言われるフニャフニャ感は全くないですよ。そこが良いです。

また、これも足回りにもよるのかもしれませんが高速巡航が予想以上に行けます。120キロ巡航が全然できますよ。

また、非力ながら風向きさえ良ければスピードメーターを振り切りそうなところまで行きます。この速度域でも重さを感じませんね。柿本マフラーのおかげでサウンドもナイスです。5〜6000回転くらいかな?リミッターがかかっているようです。

 

燃費も平均燃費計にて19.5キロ、満タン法実測にて18.7キロを記録。これ、柿本さんにて多少の吸排気バランスが崩れているであろうにもかかわらず、そして柿本サウンドの恩恵を得ているにもかかわらず、素晴らしい数字であり理論値と実測値の乖離も少なく誤差の範囲。

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ちなみにこれ、距離の半分は大阪京都奈良の流れの悪い市街地走行にてですよ。素晴らしいです。

445キロ走行にて23リットル消費です。

 

小回りも効きます、とても狭いスペースでもくるりと回転。

 

エコノミーと楽しさを高いところで獲得していると思います。

良いです!

 

私もいよいよNAアルトの世界に足を踏み入れました。