アレックス・アルボンの復帰に続いてのダニエル・リカルドのイタリアGPの久々の優勝と、F1での私にとってのいいニュースが続いていますね。この二人は大好きなドライバーです。
さて、以前よりGSX1400乗りの友人から乗りに行こうと誘われていて、私は車両を持っていないものなので身内のW650を貸してもらえるという話をずっとしてもらっていつつ、時間が合わないということが続き、昨日ようやく乗りに行くことができました。W650は乗りたいバイクだったので本当に、ついに実現というところです。
22:00発。
Wはsp忠男のマフラーが付いててすごくいい音で、こんなんだったっけ?というほどよく回る!タコメーターの針の動きが車両のイメージと違って俊敏です。数年前に店でノーマル車両を試乗した時の印象とは全然違っていて楽しい!
この手のクラシックなバイクってロングストロークな2気筒で、低回転で巡行するイメージだったのですがこれは元気です。すぐにレッドの8千回転付近まで行ってしまいます。いわゆるスムーズに吹け上がるって感じです。
逆に言えば回転数に速度がついてこない感はあるのでこの点ではスポーツスターとは真逆な性質だと思いました。よく言われる、5速トップからもう1速欲しいと思いますね。
この辺は好みなのでしょう。私にとっては斬新でしたが、やっぱり好きなのは1発1発進んでいくハーレーかなと思いました。
あとはハンドルが近くて手元が若干窮屈です。しかし車体が軽くてお気軽感があり、振動もなく疲労なく、楽ちんな感じです。ヒラヒラ感あり、コース持って行ってヒラヒラの練習でもしたいと思わせてくれます。
いやいや楽しいんですよ。よくよく考えてみるとやっぱり楽しさの素はサウンドなのかな、と思うんですよね。これがよければそう感じるのかなと。
メンツは四人。
素敵な光景です。何しろ二年ほどろくに乗っていなかったので特別感がありました。
また、デジタルメーター主流の昨今、やっぱりアナログ二連メーターは最高です。何よりこれ以上の視認性はないでしょう。
一時間ほどで到着。
何か違和感があるんです。50キロほどの移動なのになぜこんなに疲労がないのかと。脚が楽だと。これがなんだか全然しっくりこないのです。
すっかりランナー、サイクリスト気質ですかね。
車両紹介、右からGSX1400、卸したてのZ900、これまた卸したてのトリッカー、でW650です。素敵なラインナップでしょ?
三連休最終日ですが、バイクの台数は思ったよりも少なめでした。夜の針はバイクでぎっしりのイメージだったので、ぎっしりではなかっということです。
さあ、いよいよここ、毎度毎度なんですが往路は楽しいが恐怖の復路が始まります。今回もやはり例によって。下りは憂鬱です。ああ嫌だ嫌だ、なんでこんなに怖いんだろう?加えて前々回の星のブランコの記事でも書きました、私は高所恐怖症なのです。目線が奈落に行ってしまうと動けなくなるのです。
これチャリでもそうなんですよね、なんとか克服したいものですよほんとに。ランならそうでもないのですが…。
で、帰りの道中、ひたすらの下りで心が折れつつあったところ、給油きっかけでGSXにちょっと乗ってみました。ありゃバケモノです。4気筒の1400なんて自殺マシンですよ!すっかり意気消沈です。私には手にあまりすぎる!
実は一番、トリッカーに乗せて欲しいなと思っていたのですが何しろ卸したての車両にはその提案はしにくいですね。次の機会でお願いしてみるとします。
ということで解散は2:00頃でした。
ちなみにWの燃費は満タン法で14キロほどでした。流れのいい道程だったのでもうちょっと欲しかったですね。
これ883だったら20キロは超えています。ほんと、スポーツスターは優等生なんですよ?
とまあ、なんやかんやで久々に爽快で楽しい時間でした。
しかし最後に、今回のツーリングで内心、バイクに対するテンションが上がるかなーなんてことを期待していたところがあったのですが正直、ここだけの話、あんまり心底では上がりませんでした。
ランやチャリのように自分の体力使って移動する充実感、達成感は他では替えがたいのだということがしっかり確認できてしまいました。
今回言いたいことはこの点なんです。
針もやっぱりチャリですよ!いやいや、100マイルトレイルやるならランでも行かねば!というのが私の今の心境ですねー。
去年、ベイシストオート京都で買ったハスクの手袋、今回デビューでした。着けてないかのような素手感、良いです。