くまごろうみたいなおっさんののりもの日誌

ハーレースポーツスターのぐうたら維持。

ブルーノヴェンチュラ。(2)

ディレイラーハンガーの掴みの部分が開き、外側にねじれました。一般的なハンガーのように別パーツではありません。そうなら良かったのですが。

 

クロモリフレームは補修が効くから別にはなっていないとの話も。

 

ネットで検索の結果、豊中にフレーム修理屋さんがあるとわかりました。サイクルフジオカというお店です。ホームページには直せない自転車はないと頼もしげに書かれており、星の評価もめちゃくちゃ高いです。フレームって直るんだと現実味を感じてきました。

 

何の因果かトラブったポイントのすごく近くです。個人の小さな自転車店、雑多に車体やらパーツやらが並んでおり、傍に熱加工用と思われる装置があり頼もしげです。

クロモリなら400度の熱を与えればと、次の日には直るよとのことでした。

 

預けて再度訪店、するとハンガー部分が思ったより硬くて元に戻しきらんかったとのこと。400度じゃ動かしきらんかったとのことでした。

 

ん!?

 

まあ乗れる状態にはしているからと付近をテスト走行してみると、変速がうまくいきませんでした。

 

んー!?

 

そこからです。フレームの再調整が始まりました、私はひたすら見学。マスターのつぶやきに応じつつ1、2時間経過。やがて私も作業の補助をしていました。何とか完成させたいと共通認識のもと。途中一服などしつつ。熱を加えて微調整が続きます。

 

ちなみに10速105ディレイラーは現10速ティアグラディレイラーで代用できるとの前提で作業をしてます。

 

加えてシフターを現ティアグラにしてみたり、ワイヤーを変えてみたり。

 

私、素人ながらちょっと痺れを切らしてしまっこともあり、おこがましくも、ディレイラーとカセットスプロケの相性が合ってないことがあるのか?と訪ねてもみました。しかし同じ10速だから合うはずだと納得させていただき。

 

しかしうまくいきません。

そんなこんなで3時間経過。少しづつ日が落ちてきてマスター、待たせて悪いねえ。もうちょっと時間をくれないかとのこと。日を改めて何とかきっちり仕上げさせてもらうからと。

 

盆休みに入るので、明けに連絡をくれるとのことでした。

 

数日自転車に乗れない残念さを抱えつつ。また、私の方からもっと早めに日を改める提案をすべきだったのかとも思いつつ。

一生懸命作業をしてくれているのは伝わってきていたので。

しかしフレームが完全には戻らないのかーなどとも思いつつ。

 

すっきりしない気分のまま次の日、連絡がありました。変速オッケーだと。その瞬間、良かったー!と思いましたね。

 

結局ハンガー部分は左右で1、2ミリの開きの差は残ってしまいました。これは残念。

問題はこれではなく、やはりコンポの相性だったようです。なんと、

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お店に眠っていたかなり古いアルテグラが合ったとのことでした。「シマノ600アルテグラ」。

 

私、電話連絡を受けた際、ちょっと古いアルテグラでうまくいったと聞いた時、アルテグラをつけてくれるのかー!と思わずはしゃいでしまいました。

 

しかし現物を見て、これはいつの時代のだ?と、アルテグラと書かれていないじゃないかと、困惑しました。「シマノ600」?。

 

初期のアルテグラだそうです。

 

いやしかし、眺めてみればこれは相当レアなのではないかと、このクラシックなパーツに愛着が出てきました。変速におおよそ問題なし。元の105の方が若干レスポンスが良かったかなーという気はしてますが。

 

こんなのが合うんですねー。

 

ひとまず乗れるようになって良かったです。

 

かかった費用は2万3千円程度でした。内訳はシマノ600アルテグラ、105チェーン、ワイヤー、ホイールスポーク調整、フレーム修正です。

 

作業中のマスターにドリンクを差し入れしたら次の日、お返しドリンクを頂きました。律儀でアットホームですね。

手こずってすまんと申し訳なさそうでもありました。

 

面白いやり取りだったと思います。またお世話になりたいと思わせてくれましたね。

 

帰りに付近の島田製麺食堂に寄り、石焼ウニラーメンと、子供連れてったので貝ダシラーメンを食べました。この店かなり当たりです。おまけにレア豚です。良かったです。貝ダシしっかり出てます!

 

思い返してみると、ローギヤ走行時、カラカラ音がしていました。気にはなっていたのですが時には鳴るのかなくらいにしか思っていませんでした。スポークとディレイラー金具が干渉していたんですね。気をつけないといけません。