アウトランダーPHEV。
友人に一度乗ってみてと誘われ今回。7年前程のモデルです、2015〜6年頃かな?
端的に言えばEVなんだそうな。補助的に内燃機関エンジンがついているだけとのこと。バッテリーの容量は40キロ走行分とのこと。
主に2つの補助。動力的によりパワーが欲しい時に補助動力として。バッテリー残量が少なくなった時に充電用として。アクセルをガツンと踏めば掛かり、バッテリー残量がなくなってきたら掛かるのだとか。
純ガソリン車としての使い方はできないとのこと。
続けて端的に言えば、普段使いで1日40キロ未満の走行ならEVだということで、ガソリンは全く使いませんというクルマです。夜に寝ている間に家で充電ということですね。
時速100キロ超の高速域は辛いそうです。どういうことか?よくあるEVはトランスミッションなしのシングルギアだと言いますね。単純に回転数の限界なのか、エネルギー効率に考慮してのリミッターがかかるのか?この辺りの速度域になるとまた、補助的にエンジンが掛かるそうです。
何しろガンガンアクセル踏んでくれと彼に言われても、何かあってはと思うのでそろりそろりとのテストドライブでした。車格がそれなりな上、やはりアルト比較なのでそろりそろりでもなんだかゆったり上質感を得ることができて素敵な移動空間でしたけどね。
ガジェット大好き風な友人、あちこちにレーダーだとかなんとかの計器類、嫁さん子供にお菓子をこぼされるからとシートとセンターコンソールの隙間になぜかBMW Mスポーツの刺繍入りのクッション、あとは助手席にシートベルト着用アラームキャンセルカートリッジ(あまり有意義ではなさそう)などなど他にも細かい小ネタ満載を装備。
ちょっと洗練された雰囲気を持ってそうなアウトランダーPHEVも、彼の手にかかればエキセントリックな空間です。いやー、遊んでますね。私もその手法は嫌いではありません。
さて、おおかた彼の所有車はマフラーも変更されているが、この車に関しては?
ハイブリッドやEVにありがちな味付け音。このアウトランダーはシュイーン!という未来的なイメージ通りのかっこいい音。そのサウンドにEVらしい容赦のないトルク感です。エンジンが掛かってもあまり目立ちません、遮音は充分です。仮にマフラーを替えたらおかしなタイミングでブォンと鳴り、それはこの車に対しては興醒めだとは彼の談。確かに。ということでこの車にはマフラーカッター装着のみでした。
最後に、例えばプリウスPHEVはまたシステムが違うのだそうで、今回はあくまでアウトランダーPHEVの話だということを念のため付け加えておきます。