くまごろうみたいなおっさんののりもの日誌

ハーレースポーツスターのぐうたら維持。

クラシックミニからの。(2)

しかしですね。ガソリン使用量は減りそうにもありません。

 

...前置きなしでの前回からの続きです。

 

ヨメさんが何に感化されたのか突然、世界は電気自動車にシフトしつつあるのに日本はハイブリッドに気を取られていてその流れから遅れをとっている!と、そんなテレビニュースを見たのかで言い出し、同じ頃にホンダがF1での活動を終了するとの報道を私も見たのがきっかけで、なんだか突然その内燃機関の面白さに執着していた気持ちが萎えてしまうタイミングがありました。

 

ガソリンやらオイルまみれの構造物を所有し、維持する煩わしさは面白さを伴いはするけれど、ぐうたらで面倒臭がりでマメでもない自分はクリーンで楽チンできるならそれもいいんですよね。電気自動車ってトルクの鬼だって言いますし、この辺の面白さもまた良しかもしれません。

しかし電気自動車ってのは今まであまり関心がなく、漠然とクリーンでエコノミーでエコロジーで、絵空事のようなイメージがあり、これがいよいよ現実的に考えられる時代が来たのかと期待が膨らみましたね。

 

で、とりあえず近所の日産リーフを見に。

電気自動車ならそれらしい所有感が欲しいですね。見た目普通でテンションが上がりません。

近所のBMWにてi3、展示はないものの話を聞きに。

見た目が、カタログ上ですが夢のようなこのクルマ、所有感ありです。

やはり電気自動車というのは機械的に構造が簡単でオイルレス、消耗品の補充交換からだいぶ解放されるようですね。ガソリン、オイル類、ブレーキパット等。またそれにまつわる汚れ、ヘタり、性能劣化もあまりないようです。この点はいいですね。自動車税も排気量区分とは別扱いなようで。ブレーキはほぼ動力ブレーキでの減速になるので非常時以外はブレーキペダルを踏む必要がないんだそうですね。

面白いです。

 

しかしですね、話を聞けば聞くほど現実に引き戻されます。勝手にですが未来の夢のクルマのようなものを思い描いていたので。極端に言えばエネルギーレス、トラブルレスというような。

一番重要なこの辺りの点について。

どちらの車種もざっくりバッテリー容量40kwh程度で300kmほどの航続距離なんだそうです。1kwhあたり7.5km走れるとしましょう。

家で充電することとして考えると我が家では関西電力従量電灯Aプランにて1kwhあたり現状おおよそ29円台です。まあ30円としましょう。

で、レギュラーガソリン1リットルあたり130円としましょう。

驚きます。要するに掛け算割り算するとガソリン1リットル130円あたり、リーフとi3はざっくり32.5km走るということになります。あくまで現実的に燃費のいい車と変わりありません。全く夢の、理想の乗り物などではない現実が見えてきます。衝撃です。

ウェルトゥホイール(油田からタイヤへ)、タンクトゥホイール(ガソリンタンクからタイヤへ)という言葉があるそうですがこの考え方を気にしても、電気自動車のエネルギー効率が良いなどというのは錯覚であるように見えてきます。

ちなみに昨日、評判のヤリスハイブリッドを試乗してきました。このクルマ、リッター32.5kmくらい全然走りそうですよ。

恐らくリーフやi3、理論値で32.5とすると、気候条件や交通状況でそれ以下が実状値ではないかと予想します。ヤリスハイブリッドは実走、インパネ上の燃費計表示ですが32.5という数字、ゆうに超えていました。

 

ヤリスハイブリッド、ヤバいです。電気自動車を喰ってます。

 

又、バッテリーの劣化は10年20年と長期的に見て現実問題になるとのこと。積み替えはエコノミーではないとのこと。バッテリーのリサイクルには取り組みがされているが、車体の処理はガソリン車と変わらないのでしょうか?

i3に関しては車体がカーボンモノコックとのこと。軽いのは分かるがカーボンの耐用年数は鉄よりも低いはず。劣化した車体は維持できるのかどうなのか?

電気自動車に関心を持ってみたらこんなふうに考えてしまいましたよ。

 

あくまで私のもの思いです。

 

テスラもカタログを見る限り、車格にしては燃費換算するとまあまあ良いほうだといった程度のようです。何しろ車重が重すぎる!エコ志向のあくまでラグジュアリーですね。

 

電気自動車はまだまだ発展途上の技術だと考えると、これはダイソンたり得るのか?と考えるのは先の話なのかもしれません。

 

 

さて、我が家は新たなクルマ購入の結論が出るのか?